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知って得する!歯のコラム

マウスピース矯正の費用について

マスピース矯正をご検討の方へ

歯列矯正は歯科医院ごとに治療費用が異なります。使用するマウスピースのメーカーによっても値段が違います。「あれ?なんで歯科医院ごとに治療費用が違うのかな?」とお気づきになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「矯正費用が歯科医院ごとに異なる理由」および「お悩み別:おすすめの矯正方法」についてご説明します。

矯正費用が歯科医院ごとに
異なる理由

矯正費用が歯科医院ごとに異なる理由には以下のようなものがあります。

・自由診療
・材質&メーカーの違い
・歯科医師の技術や経験の差

これらが治療費用に差がでる主な理由です。

矯正は自由診療
(価格を歯科医院で設定できる)

原則として、矯正治療は自由診療です。国の法律により、自由診療は治療価格を各歯科医院で自由に設定できます。顎関節症や先天性の歯の欠損などのケース(保険で矯正可能な症例)をのぞき、歯列矯正は「審美性(見た目を改善すること)を含む自費診療」とされています。このため、自由診療である矯正は歯科医院ごとに、この後ご紹介する、主な理由の各項目を鑑みた価格を自由に設定でき、それぞれの医院で治療費に差がでています。


使用する材質やメーカーの違い

歯列矯正で使用する矯正装置は素材やメーカーによって値段に差があります。たとえば、目立ちにくいセラミック製の審美ブラケットは通常の金属ブラケットより値段が高いです。マウスピース型の矯正装置もメーカーごとに価格が異なります。


歯科医師の技術の高さおよび経験の多さ

歯列矯正は歯科医師の技術の高さや経験の多さによって差がでる治療です。矯正治療には試験と実技に加え、一定以上の臨床経験(歯科治療の現場での経験)が必要な資格(矯正認定医・専門医・指導医)も存在します。
矯正には特殊な技術が必要な治療もあります。歯の裏に矯正装置を取り付ける裏側矯正や上の歯に裏側矯正、下の歯に表側矯正を行うハーフリンガル矯正などは特殊な技術が必要になります。このような矯正方法は従来の表側矯正と比べて治療費用が高めに設定されているケースが多いです。

ご自身の症状に適した治療法の提案を受け、治療の選択ができるように、矯正装置の種類はもちろん、その他の治療を含め包括的に診療を行っている歯科医院でカウンセリングを受けられることをおすすめします。最近では、複数の歯科医院でカウンセリングを受けた上で、治療を受ける歯科医院を決定する方も増えています。


当院の矯正にかかる費用について

当院ではマウスピース矯正(インビザライン)をはじめとする各種矯正治療を行っています。

基本治療費
初回相談料 無料
精密検査 38,500円
マウスピース型矯正装置
インビザライン エクスプレス
330,000円
インビザライン ライト(片顎) 330,000円
インビザライン ライト(両顎) 440,000円
インビザライン モデレート(片顎) 448,800円
インビザライン モデレート(両顎) 599,500円
インビザライン コンプリヘンシブ 899,800円
インビザライン Mild 770,000円
ワイヤー矯正Mild 715,000円
小児矯正Ⅰ期治療 660,000円
小児矯正Ⅱ期治療 605,000円
小児矯正Ⅰ期+Ⅱ期治療 セット価格 1,100,000円
部分矯正 178,200円~288,200円
裏側矯正(インコグニト) 1,300,200円
オプション
抜歯(1歯) 5,500円
クリアブラケット+ホワイトワイヤー 110,000円
SMAP矯正用インプラント(片顎) 330,000円
調整料
発生する場合 5,500円
保定装置
リテーナー 88,000円

※費用は税込価格です。

※特殊な装置の使用、骨格に問題があるなどの難しい症例の場合には、別途料金がかかります。

前歯の軽微なすきっ歯など、軽度な症状であればインビザラインMild、インビザラインライト、インビザラインGoやワイヤーによる部分矯正によって、治療費用を抑えて症状を改善できるケースもあります。

歯並びの乱れ度合いが大きい場合や中程度以上の出っ歯などはワイヤー矯正またはインビザラインフルとなります。


お悩み別:おすすめの矯正方法

ここではお悩み別、それぞれの症状に適した矯正方法をご紹介します。


ガタガタ歯(叢生:そうせい)
(乱ぐい歯、八重歯)

・ガタガタ度合いが大きめの方=ワイヤー矯正orインビザラインフル

・前歯が少しガタガタしている方(ガタガタ度合いが小さめの方)=インビザラインMild、インビザラインライト、インビザラインGo or ワイヤー矯正Mild、ワイヤー部分矯正

ガタガタに歯が並んだ叢生の場合、ガタガタ度合いが大きければワイヤー矯正もしくはインビザラインフルが基本となります。前歯が少しだけガタガタしているなど、乱れ度合いが小さめの方には上記のMild、ライト、インビザラインGoがおすすめです。

出っ歯
(上顎前突:じょうがくぜんとつ)

・前歯の突き出しが大きめの方=ワイヤー矯正orインビザラインフル(アンカースクリュー併用)

・前歯の突き出しがそれほど大きくない方=インビザラインフルorインビザラインMild、インビザラインライト、インビザラインGo

中程度以上の出っ歯を歯列矯正で治す場合は全顎矯正が基本となります。(奥歯に支点をもってくる必要があるため)(アンカースクリューの場合は歯槽骨に支点を作ります)ごく軽度の出っ歯(ほんの少し歯が前に傾いている)はMild、ライト、インビザラインGoで治せる場合もあります。

すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)

・歯と歯のすき間が大きめの方=ワイヤー矯正orインビザラインフル

・歯と歯のすき間がが小さめの方==インビザラインMild、インビザラインライト、インビザラインGo or ワイヤー矯正Mild、ワイヤー部分矯正

不正咬合の中でも、特に多いのがすきっ歯のお悩みです。ご自身では大きなすき間だと思い込んでしまう方が多いのですが、診察してみるとそれほど重い症状ではないこともあります。前歯のちょっとしたすきっ歯であれば上記のMild、ライト、インビザラインGoで治せるケースが多いです。全体的にすき間が開いていたり、歯と歯のすき間が大きめの方はワイヤー矯正かインビザラインフルでの治療が必要となります。

矯正治療は医療費控除の対象になります

機能改善目的であれば矯正治療は医療費控除の対象です

冒頭では「矯正治療は審美目的が含まれるため自由診療になる」とお話ししました。ただし、「機能改善が目的」と診断される症例の場合、矯正治療は医療費控除の対象になります。

矯正治療を審美目的のみで受けた場合には医療費控除は適用されません。

不正咬合は噛み合わせの問題など、多くのケースにおいて何らかの機能障害が発生します。不具合や機能障害を治療する目的であれば医療費控除の適用を受けられます。

医療費控除はどれくらい節約できる?

医療費控除は所得税および住民税控除の一種です。控除額は患者様の所得(納税額)によって異なります。一概には言えませんが、一例として、矯正治療で50万円かかった場合、医療所控除申請をすることで還付額が8万円前後、100万円かかった場合は18万円前後の還付額がおおよその目安となります(※)。(医療費控除については別の記事にて詳しくご説明していますのでそちらをご参照ください)

※上記金額は一例です。還付額は患者様の納税額によって異なります。

新宿スワン歯科・矯正歯科 院長より

歯並びの乱れ方が小さい場合には部分矯正のインビザラインGoにするなど、症状に合わせて適切な治療法を選ぶことで費用を節約できます。医療費控除も全体の費用を節約するのに役立ちます。

当院ではクレジットカードでのお支払いも可能です。また、治療費の負担をさらに分散できるデンタルローンも取り扱っております。

歯並びや矯正にかかる費用についてお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。それぞれの患者様に適した治療法とお支払い方法をご提案させていただきます。

新宿スワン歯科・矯正歯科
歯科医師
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